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腰痛・背中の痛みについて

厚生労働省のデータによると、日本人の約8割が一生に一度は腰痛を経験するといわれています。腰痛と言うと、昔は高齢者がなるものだと思われがちで した が、現在は働き盛りの30代~50代にもっとも多いのが特徴です。これは会社におけるパソコンの普及によって、座りっぱなしの時間が昔より異常に増加した ことが原因と思われます。腰への負担は、立っているときより座っているときの方が重いのです。

このように、慢性腰痛の原因は、姿勢の悪さなど日々の生活習慣による筋肉の炎症による「筋膜炎」がほとんどであると言えます。
また、腰椎の骨や椎間板に変 形が起こる(変形性)腰椎症も慢性腰痛の原因と考えられていますが、その際も周りの筋肉に炎症が起こっています。いったん腰痛になると、体全体のバランス が崩れて骨盤や背骨に歪みが生じるため、いつまでも治らないしつこい慢性腰痛に陥りがちです。

それ以外の腰痛として最近増えているのが「心因性腰痛」といって精神的なストレスなどが原因によるものです。筋膜性の腰痛とは違う痛み方や患者さんの表情などにも特徴があります。

筋肉的な緊張や疲労が原因となっている腰痛には、血液循環が非常に悪い状態になっている箇所があります。
当院では、筋肉を調整そのあとで関節調整をして歪みを取り、体をいったん楽な状態にします。正しい姿勢やエクササイズ をアドバイスさせていただき、痛みを繰り返さない体質改善を目指します。

背骨に問題がある場合、まずは専門医への受診をお勧めします。病院での画像診断などの結果をお聞きしたうえで施術方針を検討しますが、背骨に問題(ヘルニ ア、脊柱管狭窄症、すべり症など)があると言われた場合でも筋肉的な緊張や体全体の歪みを整えると症状が楽になる場合があります。
さらに筋肉的なトレーニ ングや姿勢、歩き方の改善によって生活の質が向上したケースは少なくありません。

内臓の病気に不安がある場合や、通常の整形外科的な痛みとは違うケースの場合、カウンセリングの段階で医療機関での検査をお勧めすることもあります。

腰痛は、二足歩行になった人間の宿命です。しかし、そのほとんどが筋肉疲労による炎症からくるものですので、歪みのない体に整えることで腰痛になりにくい体質改善を行うことは十分可能です。同時にそれは加齢とともに進む背骨の変形を食い止める予防にもなり得るのです。

当院の対処法とアドバイス

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